適度な日光浴

適度な日光浴

三連休はお天気に恵まれましたね!今日もポカポカで暖かいです。

太陽が出ている日は日向ぼっこしてお日様のエネルギーをいただきましょう!

しかし、気がつくと、ほとんど太陽の光を浴びていない……。
そんなときはありませんか??

早朝に家を出て夜までオフィスにいると、ほとんど日光を浴びていない場合や
日光は美容の敵とされ、日焼けやシミの原因になる紫外線はなるべく
避けているという方も多いと思います。

けれども、私たちは太陽の光を避けてばかりでよいのでしょうか??
実は、太陽の光には私たちの身体にとってうれしいさまざまな効果もあるのです。

日光浴のメリット
日光浴には、健康効果や美肌効果、リラックス効果など
さまざまなメリットが期待できるといわれています。
逆に日光浴の時間が減ると、睡眠の質が下がったり、
気持ちが落ち込んだり、身体がだるくなることもあります。
これらのメリットに大きくかかわっているのが「ビタミンD」と
「セロトニン」です。日光を浴びると、この2つが生成され
私たちの身体と心によい影響を与えます。

ビタミンDの生成
ビタミンDは、カルシウムの呼吸を助けて骨を丈夫にしてくれるそうです。
免疫機能を高めたり、脳の機能を正常に保ったりする効果もあるので
骨粗しょう症や認知症などの予防に重要な役割を担う栄養素です。
ビタミンDは、キノコ類のほか、肉・魚・卵といった動物性食品に多く含まれています。
食事でも摂ることもできますが、現代の日本人はビタミンDが不足傾向にあるといわれています。
日光に含まれる紫外線が皮膚に当たると、人間はビタミンDを生成することができます。
ビタミンDは加齢とともに生成量が減少していくため、日光を浴びて維持するのがおすすめです。

セロトニンの生成
セロトニンは、脳内の神経伝達物質のひとつです。
恐怖や不安・ストレスなどを軽減して、精神を安定させる働きがあるため
「幸せホルモン」と呼ばれています。
このセロトニンが生成されることも、日光浴の大きなメリットです。
眼底にあいる網膜が光を感じると、セロトニンの分泌が促されます。
セロトニンを生成するためには強い光が必要で、一般的な室内の照明では明るさが不十分です。
強い光を放つ太陽光は、セロトニンの分泌を促すのにとても適しています。

日光浴の具体的な効果
日光浴で生成されるビタミンDとセロトニン。
具体的に私たちの身体や心にどのような影響をもたらすのでしょうか?

免疫力の向上
私たちの身体に存在する「マクロファージ」という免疫細胞は、
体内に入ってきた細菌やウイルスを食べて死滅させる役割を担っています。
ビタミンDにはこのマクロファージを活性化させる働きがあるといわれています。
マクロファージが元気になれば、病気や感染症にもかかりづらくなり
免疫力の向上が期待できます。

骨密度の低下を予防
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、強い骨や歯をつくるのに欠かせない栄養素です。
ビタミンDが不足した時に起きる「低カルシウム血症」は骨粗しょう症や
骨軟化症、骨折などにつながるものです。
骨や歯は、加齢によってどんどん脆くなってしまいます。
骨密度の低下を予防して、丈夫で健康な骨と歯を長く維持するためには日光浴が有効です。

生活習慣病の予防
ビタミンDが不足すると、糖尿病・心臓疾患・高血圧などの発症リスクが上昇します。
2010年2月には厚生労働省が「ビタミンDは糖尿病予防に効果がある」と発表しています。
糖尿病はインスリンの働きが低下する疾患ですが、なぜインスリンの働きが
低下するのかというと、分泌元であるすい臓の働きが弱まるためです。
そのすい臓の働きをサポートする成分がビタミンDです。
また、紫外線を浴びると皮膚細胞から一酸化窒素が出て、この一酸化窒素により
血圧が拡張され血圧を下げることができます。
高血圧は脳卒中や心臓病の原因であるため、高血圧を予防することができれば
生活習慣病になりにくくなるといえます。
意識的に日光を浴びることで、不足しがちなビタミンDを補い
生活習慣病のリスクを抑えることができるのです。

うつ病の改善
ビタミンDやセロトニンは、うつ病の改善にも効果的と考えられています。
朝起きてすぐに太陽の光を浴びることで、セロトニンが脳内に分泌されます。
セロトニンは身体を覚醒させて、活発に活動できる状態にするために欠かせない物質です。
幸福感や安心感をもたらし、憂鬱で不安な気持ちを和らげる効果もあります。
うつ病の発症率は、夏より冬の方が高くなります。冬場にうつが多くなる理由のひとつは
日照時間が短くなるためです。それによりセロトニンの分泌量が減って
うつ病を発症しやすくなるのです。
また、ビタミンDにはセロトニンの生成と調達を助ける働きがあることが分かっています。
ビタミンDとセロトニンを同時に生成することができる日光浴は
うつ病の治療に推奨されるくらい、効果があるといえます。

ストレス解消・リラックス効果
日光浴によりセロトニンやビタミンDが分泌されることで、
ストレス解消やリラックス効果も期待できます。
ストレス解消することで、集中力の向上や疲労解消にも繋がります。
メンタルヘルスの不調を未然に防ぐためにも、日光浴を日常的な習慣として
取り入れることがおすすめです。

体内時計をリセットする
人の身体には、約24時間周期でホルモンの分泌や自律神経の働きなどを調整する機能があります。
ある時間になると自然と眠くなり、ある時間になると自然と目が覚めるのはこのためです。
この24時間周期のリズムは「概日リズム(サーガディアンリズム)」と呼ばれています。
概日リズムは、光や温度変化のない条件で安眠を保った状態でも認められることから
人は体内に時計機構を持っていることが明らかとなり、これを「体内時計」と呼んでいます。
しかし不規則な食生活や、寝る直前までブルーライトを浴びていると、
体内時計が乱れさまざまな身体の不調を招きます。
例えば、「夜なかなか寝付けない」「朝起きるのがつらい」などの悩みを抱えている方は
朝起きたら太陽の光を浴びるようにすると、体内時計がリセットされ、時刻をきちんと
合わせることができます。それは体内時計が、光の明暗によって調節されるためです。
朝に体内時計をリセットすることで身体がしっかりと活動モードに切り替わり
夜にはぐっすり眠れるようになります。

睡眠の質の向上
日光浴によって生成されるセロトニンは、睡眠の質に大きく関係しています。
セロトニンが日中に生成されると、それを原料として夜に「メトラニン」という
ホルモンが分泌されます。メトラニンは睡眠を促し睡眠の質を向上させるため
「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。

午前中にしっかり太陽の光を浴びると、セロトニンが十分に生成されて
夜にはメトラニンになるので、ぐっすり眠ることができるのです。
メトラニンは太陽の光を浴びてから14~16時間後に分泌されるといわれています。
ただし、夜になっても強い光を浴びていると、メトラニンは抑制されてしまいます。
夜には強い光を浴びないようにすることも大切です。

日光浴を行う際のポイントと注意点
日光浴の効果をしっかり得るためには、いくつかのコツを押さえておきましょう。
普段からそれなりに日光を浴びているつもりでも、実はきちんと条件を
満たせていない可能性もあります。

適切な時間帯は午前中◎
まず、日光浴に適している時間帯は午前中です。
日光浴の効果を最大限に引き出すためには、朝起きてすぐに太陽の光を浴びましょう。
それにより、まずはセロトニンが分泌されます。
セロトニンには脳や身体を活動モードに切り替える効果があるので
すっきり目覚めて動けるようになるでしょう。
睡眠の質を上げるためにも、午前中に日光を浴びておくことが大切です。

日光浴に適切な頻度は週3回・1日15~30分程度◎
日光浴の効果を得るためには、毎日欠かさず日光浴を
しないといけないわけではありません。
長時間の日光浴はかえって身体の害となる場合もあるので
推奨される日光浴の頻度は週3回・1日15~30分程度です。
ただし、日光の強さは季節や天気によってかなり違うので
条件によって適切な時間も変わってきます。

夏…午前10時までがおすすめ。
  日差しの強すぎる時間帯に直射日光を浴びると熱中症の恐れがあるので注意。
冬、曇り、雨…
  太陽光の量が少ないので、長めに日光浴の時間を取るように意識すると◎

美容や健康のことを考えるからこそ避けてしまいがちな日光ですが
日光浴は私たちの身体にたくさんのメリットをもたらしてくれます。
日々の活力や健康的な身体を保つためには、太陽の光が欠かせないのです。
適切な方法で日光浴を習慣化して、太陽のパワーをしっかり受け取りましょう!

ALL MY TEA のハーブティーに使われている植物や果物も
太陽などの自然のエネルギーをたくさんもらっているものです。
国産には拘らず、その植物や果物にとって一番良い環境で育った
ハーブやスパイス、果物を使っているからこんなにも美味しい
ハーブティーになっているのかもしれません。

おすすめ

おすすめ記事

  1. ルイボスティーの魅力
  2. ワンランク上のルイボスを使った美味しいホットケーキ

関連記事

  1. ユーカリ
  2. 忙しい時期こそ
  3. 胃腸炎・感染腸炎が流行!役立つハーブは?
  4. 知っておきたい美容効果が高いハーブ
  5. 腸活ハーブティー
  6. 一杯のハーブティー
  7. 秋の夜長に
  8. 夏の悩みハーブで解決
PAGE TOP