酸味でぽかぽか
ここ数日で一層寒さが増してきましたね!
身体を温めるものと言えば…
生姜や黒胡椒、チリペッパーなどの辛味のイメージが強いと思いますが、
酸味も体の火の要素、”ピッタ”を上げてくれる味です。
ピッタを上げてくれるということは、消化力も上げてくれるということです。
冷え性の方はヴァータやカパが強い方で
消化力も弱かったり不安定だったりする方が多いので
酸っぱいもので体を温めるのもおすすめです。
さて、”ピッタ”とはどのような事なのか?
ピッタ(Pitta)とはインド・スリランカ発祥の伝統医学
アーユルヴェーダのトリドーシャと呼ばれる三要素のうちの一つで
「火」のエネルギーとされています。
アーユルヴェーダは五大元素を基本として
「地」「水」「火」「風」「空」のドーシャで形成されています。
この五大元素の「火」と「水」の働きをしているのがピッタです。
先程も書きましたがピッタは熱く燃える「火」のエネルギー。
紙を燃やすと灰になり、木を燃やすと炭になるように
火は物質を変換します。
私たちの体内では、消化・代謝など「変換」させる働きを行います。
食事は栄養素や老廃物に変換されますし、エネルギーが体の組織に変換されます。
これらがピッタの働きによるものです。
物事を的確に捉えて、それを変換して、分かりやすくまとめる
倫理的な思考も、ピッタの働きです。
ピッタを減らす味は、苦味・渋味・甘味。
ピッタを増やす味は、辛味・酸味・塩味。
6つの味は全てを取り入れることがおすすめなので
過剰にならないようにしましょう。
バランスが大切です!