フェンネル

フェンネル(Fennel)

●学名:Foeniculum vulgare
●別名:スイートフェンネル
●分類:セリ科ウイキョウ属
●和名:ウイキョウ
●ハーブティーに使う部分:種子

STORY OF FENNEL~ハーブの豆知識~

昔、ギリシャではフェンネルを成功の象徴としていました。
中世イギリスではフェンネルは肥満を直し、盲人の目を治す効果があるという
言い伝えがあり、ローマ人は、ヘビが脱皮後に視力を向上させるために
フェンネルの液を吸うと言われていたそうです。

ギリシャ人は減量に使い痩せる不思議な薬草としてフェンネルを使いました。
なお、家の玄関や窓のまわりにフェンネルを育てると悪い気運から守られると
言い伝えが残っております。左足の靴の中にそっと種や葉を入れておくと
長旅の無事を祈られていました。

フェネルは、あらゆる種類の悪い邪気を祓うおまじないとして使われ
小さな妖精から魔法使いまでもが使っていたと言われております。

現代でもフェンネルの新しい小枝を摘み、それを水に浸した物を
家内安全のために家のまわりに撒くという習慣は今でも残っております。

料理やアロマオイルにも使える万能ハーブ

フェンネルはセリ科ウイキョウ属の多年草で
お料理の分野で多種多様に使われることが多いハーブです。
葉は料理に種はスパイスやアロマオイルとして
フレッシュハーブはサラダはもちろん、スープやパスタ、オードブル等にも使われ
インドでは乾燥した種(フェンネルシード)をスパイスとして使われています。

ヨーロッパの家庭料理では隠し味に使う家庭も多く
アップルパイや七面鳥等の料理には欠かせない存在となっております。

また、フェンネルシードはアロマオイルの抽出も出来るため
アロママッサージの分野でも使われることの多いハーブです。

精油は入浴剤や化粧水、化粧品にも使われることが多く綺麗を保つ美容草なのです。

消化の促進効果で食欲のない時にはぴったりのティー効果

中国では昔から実を乾燥させて生薬として使われ
茴香(ウイキョウ)という名前で薬として用いられてきました。

消化促進や平滑筋のけいれんによる疝痛(腹痛)の緩和や生理痛への効果もあると言われ
近年ではフェンネルオイルを用いた臨床実験では腸のぜん動運動を活発にし
消化作用などを促進し腹痛を和らげる効能があり有効と証明もされております。

ただし妊娠中や授乳中にフェンネルのハーブティーやフェンネルのアロマオイルは控えて下さい。
またフェンネルにはエストロゲンと同様の効果もある為に
女性特有の疾病に掛かっている人も注意が必要です。

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